アネックス平泉、教室長の堤です。
雪も降り、すっかり季節は冬となりましたね。季節の変わり目は体調も崩しやすく、また、インフルエンザが猛威を奮う季節でもありますので、体調管理には充分にお気を付けください。
さて、学校の定期テストも終わり、来週から学校の三者面談がある方も多いのではないのでしょうか?岩手県公立高校入試まで、残り約80日となりました。来月には私立高校の一般入試も控えており、いよいよ入試本番という雰囲気が教室の中にも漂ってきたのではないでしょうか?
入試対策の勉強は、ただ闇雲に勉強しても意味がありません。「自分の苦手単元はどこか」、「志望校合格のために、勉強すべき単元はどこか」など、しっかりと分析したうえで勉強することが大切です!!
そこで今回は、今の時期に行う入試過去問の活用法についてお話ししたいと思います。
入試も近くなり、皆さんのお手元には入試の過去問があると思います。さて皆さんは、この「過去問」をどのように使用していますか?多分多くの方は、一通り問題を解いてみると思います。そして丸付けをして、解説を読みますよね。
では、「その後」は?
ここで、すぐにその前の年の過去問に挑戦することは、あまりオススメできません。特に、皆さんこの時期は「応用問題に挑戦しなければ!」と思っていませんか?
確かに応用問題が解けるようになることも必要ですが、皆さんが思っている応用問題は、果たして本当に「応用問題」なのでしょうか?岩手県入試の問題を見てみますと、応用問題っぽく見えるだけで、実は基礎知識があれば解けるものもあります。何事もそうですが、しっかりとした土台がなければ、知識や技術は実っていきません。
そこで、一度過去問に挑戦した後は、
「どの単元でミスをしているのか」
「公式さえ覚えれば解ける問題なのか、そうではないのか」
「その問題を解けるようになるには、どう勉強しなければならないのか」
など、一度分析してみましょう。以前お話しした、「テスト復習ノート」を活用すると、より効果的に分析することができますので、ぜひ作成してみてください。(テスト復習ノートの作成の仕方は、コチラ)
分析した後は、すぐに過去問に挑戦するのではなく、類似問題を繰り返し解き、確実に正解できるようになるまで、復習してみましょう!ちなみに、理科や社会などは、基礎問題といえど、広い範囲の知識が必要になります。新研究などの学校で配布される入試用のテキストの中には、後ろのほうに一問一答形式の問題がありますので、その問題が確実に解けるようになるまで繰り返し勉強することも良いですね。
そして、確実に解けるようになってから、また別の年の過去問に挑戦してみましょう!
これを繰り返すことで、確実に点数は伸びてきますので、焦らずじっくり取り組んでみましょう。
また、入試傾向の問題を解けるようになること以外に、過去問を取り組むメリットとしては、「入試本番でどのように問題を解いていくか」ということです。時間配分もそうですが、入試では、問題を解く順番は指定されていません。(英語の場合、リスニングがすぐに来ることが多いですが・・・)
どの問題をどの順番でどのくらいの時間で解いていくのかを事前に決めておくことで、本番は心に余裕をもって取り組むことができます。そこで、土台がしっかり固まってきたら、このことも考えながら取り組んでみましょう!
最初にも話しましたが、ただ闇雲に勉強しても点数が上がるわけではありません。入試まで残り僅かだからこそ、「目的」をもって勉強していきましょう!!